COLUMNコラム
軸受取付け後のチェック(回転検査)
軸受取付け後のチェック
聴診器をハウジングに当て回転音を確認
振動診断器にて加速度、速度、変位を測定して変化がないかを調べ保存する
最大40mまでワイヤレス測定可能
円筒ころに多い“きしり音”について
きしり音(外輪ところの間で起こっている。)
・金属性の音 → “キュルキュル”
特徴
・円筒ころ(NUタイプ)で発生
・グリース潤滑の場合。油潤滑では無い
対策
・残留すきまを出来るだけ小さくする
・対策軸受の使用(ただし、万全ではない)
保守および点検
1)軸受本来の性能を良好な状態で、長く維持するためには、保守・管理を行う。
事故の未然防止、早期発見
2)具体的な運転状態での点検は、
①軸受回転音
②軸受温度
③軸受の振動 など
軸受の点検と判定 再使用不可損傷①
欠け 円すい内輪
フレーキング(はくり)① 深玉内輪
割れ 複列円すい外輪
フレーキング(はくり)② 球面内輪
軸受の点検と判定 再使用不可損傷②
かじり 球面ころ単体
さび 円筒ころ外輪
圧痕 深玉内輪
クリープ 球面ころ内輪